かわいい女/犬を連れた奥さん改版 (新潮文庫) [ アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ ]

新潮文庫 アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ 小笠原豊樹 新潮社カワイイ オンナ イヌ オ ツレタ オクサン チェーホフ,アントーン・パーヴロヴィチ オガサワラ,トヨキ 発行年月:2005年02月 ページ数:285p サイズ:文庫 ISBN:9784102065037 チェーホフ(Чехов,Антон П.) 1860ー1904。

南ロシアの港町タガンローグに生れる。

16歳の時に家が破産し、モスクワ大学医学部に入ると同時に家計を支えるため、雑誌・新聞に短編や雑文を執筆。

七年間で四百編以上の作品を発表して文名も高まったが、安易な名声に満足できず、本格的な文学を志向するようになる。

人間観察に優れた短編の他、晩年には劇作に主力を注ぎ、演劇史に残る戯曲も多い 小笠原豊樹(オガサワラトヨキ) 1932年北海道生れ。

東京外国語大学ロシア語科中退。

岩田宏名で詩人としても活躍。

歴程賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中二階のある家/イオーヌイチ/往診中の出来事/かわいい女/犬を連れた奥さん/谷間/いいなずけ 演出家の妻になると、夫と共に芝居について語り、材木商と結婚すれば会う人ごとに材木の話ばかり。

獣医を恋人にもった魅力的なオーレンカは、恋人との別れと共に自分の意見までなくしてしまう。

一人ぼっちになった彼女が見つけた最後の生きがいとはー。

一人のかわいい女の姿を生き生きと描いた表題作など、作者が作家として最も円熟した晩年の中・短編7編を収録。

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